日本での歴史

各国の協会が設立された年

  • 1981年 スウェーデン
  • 1983年 日本
  • 1985年 フィンランド・スイス
  • 1986年 国際フロアボール連盟(IFF) 設立

 

1978年、スウェーデン大使館を通じて初めて日本にフロアボールが紹介され、1983年には日本連盟組織が発足した。世界で2番目に連盟ができたということになり、実は日本のフロアボールの歴史は長いのである。国際フロアボール連盟(IFF)に登録したのは1994年である。

 

2022年6月現在77カ国がIFFに加盟している。

 

日本国内においては、フロアボールのルールを改変した「ユニホック」という日本独自のレクが、小学校の体育授業などを通して広まった歴史がある。なぜユニホックという名前になったかというと、Unihoc社というメーカーの道具を使うレクだったからである。その後、Asics社の道具を使うほぼ同じようなルールの「ユニバーサルホッケー」という別の競技も出現し、「フロアボール」「ユニホック」「ユニバーサルホッケー」という、似ているがルールの異なる3つの競技が混在する状況となった。

 

国際連盟からの要請もあり、「フロアボール」という競技として組織を統一する動きが起こり、平成24年(2012年)に全ての競技が日本フロアボール連盟に統括されることになった。その際、「ユニホック」と「ユニバーサルホッケー」の2つの国内独自競技が「ネオホッケー」として残ることとなった。つまり現在、日本では、日本フロアボール連盟が、ルールの異なる(ファールのとり方、進行の仕方、コートの規格などが異なる)「フロアボール」と「ネオホッケー」を統括するという組織構成になっているのである。

 

フロアボールのコート面積を小さくしたのがネオホッケーという認識は間違っているので、特に注意してほしい。コート面積を小さくしても、フロアボール競技の国際ルールに則って審判を行うなら、それは「ミニフロアボール」であって、ネオホッケーではない。

 

国際的にはfloorballという競技であり、国際試合に出場する日本代表選手はフロアボール競技の選手であるということになる。当法人はフロアボールを普及する組織である。

 

追加情報:

 

2015年6月、従来のユニバーサルホッケーを引き続き楽しみたいと考える5県(新潟、愛知、青森、山形、千葉)のメンバーが集まり、日本ユニバーサルホッケー連盟が発足した。前述の通り、ユニバーサルホッケーは、ルール的には現在のネオホッケーとほぼ一緒であるが、ネオホッケーではフロアボール用スティックを自由に選んでよいルールになったのに対して、ユニバーサルホッケーでは従来通りスティックは統一、という細かい違いがあるようである。

 

まとめると、2022年現在、日本ではフロアボール(日本フロアボール連盟)、ネオホッケー(日本フロアボール連盟)、ユニバーサルホッケー(日本ユニバーサルホッケー連盟)の3種が存在するということである。

 

 

 

フロアボールの起源について

The images below are printed images of the Floorball-Planet website.